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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科66巻12号

2012年11月発行

交見室

造影剤の開発と分類名称の混乱について

著者: 魚住二郎1

所属機関: 1佐賀大学医学部泌尿器科学講座

ページ範囲:P.974 - P.975

文献概要

 半羽慶行先生の薬剤性腎障害の綜説(臨泌66巻8号,575-581,2012),特に造影剤腎障害の項を興味深く読ませていただいた。半羽先生も触れておられるように,日本腎臓学会,日本医学放射線学会,日本循環器病学会の3学会から『造影剤使用ガイドライン』が刊行されたが,泌尿器科医の目に触れる機会は少なく,その点でタイムリーな綜説である。

 現在,尿路の画像検査では,非イオン性低浸透圧性造影剤が使用され,膀胱造影,順行性・逆行性腎盂造影などの特殊な検査に限って,イオン性高浸透圧性造影剤が使用されている。

参考文献

1)Soejima K, Uozumi J, Kanou T, et al:Nonionic contrast media are less nephrotoxic than ionic contrast media in rat renal slices. Toxicol Letters 143:17-25, 2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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