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手術手技 泌尿器腹腔鏡手術―もう一歩,ステップアップするために・2
文献概要
要旨 副腎の手術は,泌尿器科の中でも,最も最初に行われた腹腔鏡手術である。副腎病変の主なものには,原発性アルドステロン症,Cushing症候群,褐色細胞腫などの内分泌活性病変と原発性あるいは転移性の悪性腫瘍も含めた内分泌非活性腫瘍までさまざまな疾患がある。内分泌腫瘍の多くと大きな内分泌非活性腫瘍は,原則として外科的治療の対象となる。術式としては,癌が強く疑われる症例を除き,ほとんどが腹腔鏡手術に移行した。本稿では,副腎の疾患に対する腹腔鏡手術について,手技を中心に概説する。
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