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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科66巻13号

2012年12月発行

手術手技 泌尿器腹腔鏡手術―もう一歩,ステップアップするために・2

腹腔鏡下副腎摘除術の周術期における実践的な注意点

著者: 矢内原仁1

所属機関: 1埼玉医科大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.1027 - P.1031

文献概要

要旨 1990年代から始まった腹腔鏡下副腎摘除術は,現在副腎摘除の標準術式として日常診療に定着している。しかし,経験の少ない術者にとっては後腹膜臓器である副腎の腹腔鏡下手術は容易とはいえないし,実際,指導的立場にある術者も当初はかなりの時間を必要としていた。すぐに上達するのは困難かもしれないが,手術の中でポイントとなる点をはっきりさせることで,今後の手術の習得が容易になると考える。

参考文献

1)矢内原仁,冨士幸蔵,康永秀生,他:2006年から2008年のDPCデータからみた,副腎腫瘍に対する手術療法の現状―泌尿器科と外科の比較から.Jpn J Endourol 24:296-299,2011
2)矢内原仁,坂本博史,松島将史,他:腎・副腎に対する腹腔鏡下手術における周術期腸管管理を省略した症例の周術期経過の検討.泌尿紀要57:407-409,2011
3)矢内原仁,坂本博史,香久山裕史,他:泌尿器腹腔鏡技術認定取得後5年間の単一術者による31例の副腎症例の検討.内分泌外科28:33-37,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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