icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科66巻2号

2012年02月発行

文献概要

手術手技 指導的助手からみた泌尿器科手術のポイント・9

前立腺全摘術(恥骨後式)

著者: 米瀬淳二1

所属機関: 1がん研有明病院泌尿器科

ページ範囲:P.129 - P.134

文献購入ページに移動
要旨 恥骨後式前立腺全摘術は,限局性前立腺癌に対する根治手術として最も広く行われている。癌の根治に加え排尿機能および性機能の温存を骨盤底の狭い術野で両立しなければならない手術である。本術式のポイントは,的確な陰茎背静脈群の処理による出血のコントロールと前立腺尖部の処理,直腸前面および神経血管束周辺の剝離である。

参考文献

1)Walsh PC and Partin AW:Anatomical radical retropubic prostatetmy. In:Campbell-Walsh Urology, 9th ed. edited by Walsh PC. Saunders, Philadelphia, pp2956-2978, 2006
2)Kundu SD, Roehl KA, Eggener SE, et al:Potency continence and complications in 3,477 consecutive radical retropubic prostatectomies. J Urol 172:2227-2231, 2004
3)福井 巖:恥骨後式根治的前立腺全摘除術.臨泌 51:535-539,1997
4)Heidenreich A, Varga Z and Von Knobloch R:Extended pelvic lymphadenectomy in patients undergoing radical prostatectomy:high incidence of lymph node metastasis. J Urol 167:1681-1686, 2002
5)Rocco F and Rocco B:Anatomical reconstruction of the rhabdosphincter after radical prostatectomy. BJU Int 104:274-281, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら