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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科66巻4号

2012年04月発行

文献概要

特集 泌尿器科ベッドサイドマニュアル Ⅱ ベッドサイド処置の実際

009 尿道ブジー

著者: 雑賀隆史1

所属機関: 1広島市立広島市民病院泌尿器科

ページ範囲:P.54 - P.56

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[1]はじめに

 尿道ブジーは尿道拡張を意図する操作であり,尿道狭窄症例に対する尿道拡張,またこのような症例の術後再狭窄防止,早期発見のために定期的に行ったり,尿道の病的狭窄はない症例でも,切除鏡などの内視鏡挿入や,より径の太いカテーテル挿入などの際に拡張することがある。尿道金属ブジーは盲目的操作であるために,また軟性鏡の発達と普及から,最近では尿道狭窄症例の第一次的拡張には尿道鏡下に狭窄部の状態を確認しつつガイドワイヤーを挿入することで安全に拡張する方法が一般的になっており,尿道狭窄症例にいきなり金属ブジーを挿入することはほとんどなくなったといえる。しかしながら,ベッドサイドにおいて尿道拡張を必要とする機会は少なくなく,泌尿器科医における基本的手技といえる尿道拡張については各種方法に習熟し,適切に選択されなければならない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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