文献詳細
特集 泌尿器科ベッドサイドマニュアル
Ⅱ ベッドサイド処置の実際
文献概要
[1]はじめに
尿道カテーテル留置は,泌尿器科のみならず日常臨床の場において最も広く行われている手技の1つである。しかし,その操作に伴う合併症の頻度は決して低くなく,正確な知識に基づき基本的な手技を修得することは,極めて重要である。特に,泌尿器科医は,他科の医師が留置困難な症例や緊急に尿道カテーテル留置を要する症例に対して,的確かつ迅速な対応を要する場面に遭遇することも少なくなく,トラブルシューティングを含めた幅広い知識を有することが求められる。本項では,尿道カテーテル留置の基本手技に加え,できるだけ実臨床において役立つ実践的な事項についても概説する。
尿道カテーテル留置は,泌尿器科のみならず日常臨床の場において最も広く行われている手技の1つである。しかし,その操作に伴う合併症の頻度は決して低くなく,正確な知識に基づき基本的な手技を修得することは,極めて重要である。特に,泌尿器科医は,他科の医師が留置困難な症例や緊急に尿道カテーテル留置を要する症例に対して,的確かつ迅速な対応を要する場面に遭遇することも少なくなく,トラブルシューティングを含めた幅広い知識を有することが求められる。本項では,尿道カテーテル留置の基本手技に加え,できるだけ実臨床において役立つ実践的な事項についても概説する。
参考文献
1)後藤百万:導尿(尿道バルーンカテーテル留置).臨床研修プラクティス 5:70-77,2008
2)吉田 哲:Foleyカテーテルと時間尿量測定.外科治療 94:613-619,2006
3)上原慎也:尿路感染症におけるバイオフィルムの関与とその対応.化学療法の領域 25:431-443,2009
4)藤田喜一郎,本間之夫:尿道カテーテル留置に伴う問題への対処方法.臨床研修プラクティス 3:751-753,2006
掲載誌情報