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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科66巻4号

2012年04月発行

特集 泌尿器科ベッドサイドマニュアル

Ⅲ ベッドサイドトラブル対処法

017 発熱

著者: 伊藤敬一1

所属機関: 1防衛医科大学校泌尿器科学講座

ページ範囲:P.100 - P.107

文献概要

[1]はじめに

 発熱は生体に起きたなんらかの異常に対して,生体の防御機構である免疫系が反応して起こる症状であり,患者に起こっている異常を察知させてくれる重要なサインである。外科系の医師にとって患者の全身の状態を把握するうえで非常に重要な症状であり,この症状に対して常に注意を払う必要がある。発熱という症状と身体所見,血液データ,画像診断などを総合して患者の全身状態をイメージし診療にあたることが,臨床医として重要となる。以下に手術後,外来受診時,免疫機能が低下した状況など,泌尿器科臨床において実際に経験する状況について解説する。

参考文献

1)Member of the American College of Chest Physicians/Society of Critical Care Medicine Consensus Conference Committee:American College of Chest Physicians/Society of Critical Care Medicine Consensus Conference:Definitions for sepsis and organ failure and guidelines for the use of innovative therapies in sepsis. Crit Care Med 20:864-874, 1992
2)Department of Health and Human Services Centers for Disease Control and Prevention:Guideline for the Prevention of Surgical Site Infection, 1999
3)国立がんセンター内科レジデント(編):がん診療レジデントマニュアル.第5版.医学書院,東京,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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