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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科66巻4号

2012年04月発行

文献概要

特集 泌尿器科ベッドサイドマニュアル Ⅲ ベッドサイドトラブル対処法

020 泌尿器科手術後の腹膜炎・腸管縫合不全

著者: 高山仁志1 野々村祝夫1

所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学講座(泌尿器科)

ページ範囲:P.120 - P.122

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[1]はじめに

 泌尿器科手術後の腹膜炎・腸管縫合不全の頻度は低いが,いったん発症すると重篤となり,緊急に対処が必要となる場合もあり,また生命を脅かすこともある合併症である。術後早期の腸管縫合不全による消化管瘻は約5%に認められると報告されている。縫合不全の症状は急性腹膜炎の症状を呈することが多く,急性腹膜炎の診断・治療を理解して対処することが重要である。

参考文献

1)上野一恵:正常菌叢.小酒井望,鈴木祥一郎(編):嫌気性菌と嫌気性菌症.医学書院,東京,pp284-292,1968
2)蓮見昭武,岡本喜一郎,若山 司,他:腹腔内ドレーンの功罪.消化器外科 22:413-417,1999
3)Wheeless CR Jr:The intenstinal tract in gynecologic surgery. In:The Linde's Operative Gynecology. 8th ed. edited by Rock JA and Thompson JD. Lippin-cott-Raven Publisshers, Philadelphia, pp1289-1304, 1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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