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特集 泌尿器科ベッドサイドマニュアル Ⅲ ベッドサイドトラブル対処法
020 泌尿器科手術後の腹膜炎・腸管縫合不全
著者: 高山仁志1 野々村祝夫1
所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学講座(泌尿器科)
ページ範囲:P.120 - P.122
文献購入ページに移動泌尿器科手術後の腹膜炎・腸管縫合不全の頻度は低いが,いったん発症すると重篤となり,緊急に対処が必要となる場合もあり,また生命を脅かすこともある合併症である。術後早期の腸管縫合不全による消化管瘻は約5%に認められると報告されている。縫合不全の症状は急性腹膜炎の症状を呈することが多く,急性腹膜炎の診断・治療を理解して対処することが重要である。
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