文献詳細
特集 泌尿器科ベッドサイドマニュアル
Ⅲ ベッドサイドトラブル対処法
文献概要
[1]はじめに
高齢者にはさまざまな合併症が存在し,中でも循環器合併症を有するものが多く,泌尿器科的疾患の治療の際に問題となることが多い。特に入院治療を要する疾患の治療の際に初めて確認されることも稀ではない。そのため,われわれ泌尿器科医にとって循環障害のマネージメントは極めて重要である。本項では循環障害のうち,高血圧,低血圧・ショック,心不全の3つの病態,診断,治療について述べる。
高齢者にはさまざまな合併症が存在し,中でも循環器合併症を有するものが多く,泌尿器科的疾患の治療の際に問題となることが多い。特に入院治療を要する疾患の治療の際に初めて確認されることも稀ではない。そのため,われわれ泌尿器科医にとって循環障害のマネージメントは極めて重要である。本項では循環障害のうち,高血圧,低血圧・ショック,心不全の3つの病態,診断,治療について述べる。
参考文献
1)岸 浩史,井川幹夫:循環障害(高血圧・低血圧・心不全).臨泌 56:216-220,2002
2)日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会(編):高血圧治療ガイドライン.ライフ・サイエンス出版,東京,2009
3)山口 徹,北原充夫,福井次矢:今日の治療指針2011年版.医学書院,東京,pp335-375,2011
4)清水敬樹:ICU実践ハンドブック.羊土社,東京,pp128-130,2009
5)桝井良祐,明石勝也:ショック.救急診療指針(改訂第3版).へるす出版,東京,pp98-103,2008
6)McKee PA, Castelli WP, McNamara PM, et al:The natural history of congestive heart failure:the Framingham study. New Engl J Med 285:1441-1446, 1971
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