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特集 泌尿器科ベッドサイドマニュアル
Ⅲ ベッドサイドトラブル対処法
文献概要
[1]はじめに
泌尿器科診療において抗菌薬を使用する場面は少なくない。その際,適切な抗菌薬を適量に,そして適切な期間投与することが理想であることはいうまでもない。しかし,抗菌薬の種類は多いため,日頃使い慣れた抗菌薬をワンパターンに使用してしまうことが多いのではないであろうか。同じ抗菌薬を同じ患者に繰り返し,あるいは長期間投与するとその薬剤に対する耐性菌が発現しやすくなる。そこで,本項では日常診療における抗菌薬選択のコツについて概説する。
泌尿器科診療において抗菌薬を使用する場面は少なくない。その際,適切な抗菌薬を適量に,そして適切な期間投与することが理想であることはいうまでもない。しかし,抗菌薬の種類は多いため,日頃使い慣れた抗菌薬をワンパターンに使用してしまうことが多いのではないであろうか。同じ抗菌薬を同じ患者に繰り返し,あるいは長期間投与するとその薬剤に対する耐性菌が発現しやすくなる。そこで,本項では日常診療における抗菌薬選択のコツについて概説する。
参考文献
1)松本哲朗,濱砂良一,石川清仁,他:尿路感染症主要原因菌の各種抗菌薬に対する感受性.日化療誌 58:466-482,2010
2)Ishikawa K, Matsumoto T, Yasuda M, et al:The nationwide study of bacterial pathogens assosiated with urinary tract infections conducted by the Japanese Society of Chemotherapy. J Infect Chemother 17:126-138, 2011
3)日本感染症学会/日本化学療法学会:感染症治療ガイド.(2012年3月発刊予定)
4)日本性感染症学会:性感染症診断・治療ガイドライン2011.日性感染症誌 22:52-64,2011
5)各務 裕,遠藤勝久,鈴木博雄,他:東京STD懇話会:男子淋菌性尿道炎由来淋菌の各種抗菌薬に対する感受性―1999~2004年分離株の比較.日化療誌 53:483-487,2005
6)遠藤勝久,小野寺昭一,清田 浩,他:男子淋菌性尿道炎由来淋菌の抗菌薬に対する感受性―2006~2010年分離株の比較.日化療誌 59:308-312,2011
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