icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科66巻4号

2012年04月発行

特集 泌尿器科ベッドサイドマニュアル

Ⅳ ベッドサイド検査の実際 ■1.尿検査

032 尿検査・細菌学的検査(性感染症,結核菌検査を含む)

著者: 濵﨑隆志1 濵砂良一1 松本哲朗1

所属機関: 1産業医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.188 - P.192

文献概要

[1]尿検査

1.はじめに

 泌尿器科疾患において尿検査は非常に重要であり,注意深い観察は多くの情報をもたらしてくれる。検尿とは尿を実際に見て色,混濁を観察し,その生化学的な性状を試験紙法にて観察する。さらに尿沈渣を観察し,顕微鏡にて赤血球,白血球,上皮細胞,細菌などの情報を得て,そこからさまざまな疾患を推測することが可能である。しかし,近年尿検査は検査室で行われるようになり,医師は自分自身で検査を行う機会が少なくなっている。腎尿路疾患を診るにあたっては泌尿器科医自身で尿沈渣をみることが望ましい。

参考文献

1)菊池春人:尿定性検査.金原 優(編):Medicina(増刊)これだけは知っておきたい検査のポイント.医学書院,東京,pp32-34,2005
2)古畑誠之,井川靖彦,西沢 理:尿検査・細菌学的検査.藤岡知昭(編):臨泌(増刊)ベッドサイド検査の実際.医学書院,東京,pp27-30,2002
3)伊藤機一,石渡仁深,藤本美智子:尿沈渣検査.金原 優(編):Medicina(増刊)これだけは知っておきたい検査のポイント.医学書院,東京,pp35-40,2005
4)Kass EH:Chemotherapeutic and antibiotic drugs in the management of infections of urinary tract. Am J Med 18:764-781, 1955
5)Grabe M, Bishop MC, Bjerklund-Johansen TE, et al:Guideline on the management of urinary and male genital tract infections. 2009(http://www.uroweb.org/)
6)濵砂良一:男子尿道炎の診断.西日泌尿 73:391-403,2011
7)塚本泰司:腎感染症.塚本泰司(編):泌尿器科感染症外来.メジカルビュー社,東京,pp45-53,2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら