文献詳細
特集 泌尿器科ベッドサイドマニュアル
Ⅳ ベッドサイド検査の実際 ■3.尿流動態検査
文献概要
[1]はじめに
排尿障害を主訴に来院する患者の病態は多彩であり,臨床現場では自覚症状やQOL障害の程度を評価するとともに,下部尿路機能を客観的に評価して,診断と治療を行う必要がある。膀胱内圧測定は蓄尿期における膀胱の内圧と容量の関係を測定する検査であり,脳-脊髄から末梢神経に至る各種神経疾患や前立腺肥大症に代表される下部尿路通過障害,さらには骨盤性器脱といった各種疾患に合併する膀胱機能障害の評価に大変有用である。
排尿障害を主訴に来院する患者の病態は多彩であり,臨床現場では自覚症状やQOL障害の程度を評価するとともに,下部尿路機能を客観的に評価して,診断と治療を行う必要がある。膀胱内圧測定は蓄尿期における膀胱の内圧と容量の関係を測定する検査であり,脳-脊髄から末梢神経に至る各種神経疾患や前立腺肥大症に代表される下部尿路通過障害,さらには骨盤性器脱といった各種疾患に合併する膀胱機能障害の評価に大変有用である。
参考文献
1)山西友典,吉田謙一郎:過活動膀胱における排尿機能検査の意義を見直す.泌尿器外科 21:557-565,2008
2)田中 博,柿崎秀宏:膀胱内圧測定.泌尿器外科 19:25-31,2006
3)Hashim H and Abrams P:Is the bladder a reliable witness for predicting detrusor overactivity? J Urol 175:191-194, 2006
4)Abrams P, Cardozo L, Fall M, et al:The standardization of terminology in lower urinary tract function:report from the standardization subcommittee of the international continence society. Neurourol Urodyn 21:167-178, 2002
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