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編集後記 フリーアクセス
著者: 藤岡知昭
所属機関:
ページ範囲:P.352 - P.352
文献購入ページに移動日本の誇る医療保険制度における受益者負担は現時点で5割程度であり,国の財政の悪化は医療の崩壊の重大原因となることは明確です。政府は臨床中核病院の整備を将来の医療を見据えた対策の基本に置いていますが,問題は違う方向にあると思います。現在わが国には創薬に結びつくシーズの絶対量が少ないということではないでしょうか。それにつけても,中村祐輔教授が内閣官房・医療イノベーション推進室長の退任を決意されたことは無念であったと思います。「政府に猛省を促す抗議の決断」ではないでしょうか。
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