icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科66巻6号

2012年05月発行

文献概要

珍しい外陰部疾患・10

性感染症

著者: 三木誠1

所属機関: 1東京医科大学

ページ範囲:P.360 - P.361

文献購入ページに移動
梅毒(syphilis)

 Treponema pallidum subspecies pallidum(T.p.)の感染による。一般に皮膚や粘膜の小さな傷からT.p.が侵入することにより感染し,血行性に全身に及び,いろいろな症状を引き起こす。

 第一期梅毒:感染後約3週間して感染局所に小豆大から小指大の軟骨様の硬度のある初期硬結が生じる。やがて周囲の浸潤が強くなり盛り上がり,中心に浅い潰瘍が形成され硬性下疳となるが無痛である。男性では冠状溝,包皮,亀頭部,女性では大小陰唇,子宮頸部に好発する。口唇,手指などにも稀にできることがある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら