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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科66巻7号

2012年06月発行

文献概要

書評

「遺伝性婦人科癌―リスク・予防・マネジメント」―Karen H. Lu 編/青木大輔 監訳 フリーアクセス

著者: 小西郁生1

所属機関: 1京都大学大学院・婦人科学産科学

ページ範囲:P.483 - P.483

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 女性固有の癌である卵巣癌,乳癌,子宮内膜癌は一定頻度で家族性発生があることが知られていたが,原因遺伝子のBRCA family遺伝子およびミスマッチ修復遺伝子が同定され,遺伝子診断の時代が到来した。この間,日本産科婦人科学会の婦人科腫瘍委員会では本書監訳の青木大輔教授らによってわが国の家族性子宮内膜癌の実態調査も行われている。

 本書は,遺伝性の卵巣癌,乳癌,子宮内膜癌,そのほかの遺伝性疾患に関して,M. D. アンダーソン癌センターのKaren H. Lu教授が中心となり,現時点における最新情報を提供しているもので,この度,青木教授が中心となりその日本語訳版が刊行された。あのLynch症候群で名高いHenry T. Lynch博士も原書の序文および章の執筆を担当している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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