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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科67巻2号

2013年02月発行

文献概要

知っていると役立つ泌尿器病理・11

症例:80代・男性

著者: 清水道生1 松嶋惇1

所属機関: 1埼玉医科大学国際医療センター・病理診断科

ページ範囲:P.99 - P.102

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症例:80代・男性

 前立腺癌の骨転移が認められ,内分泌療法目的にて,精巣摘除術が施行された。摘出された精巣では精細管の萎縮がみられたが,同時に白膜内に小さな偶発病変が認められた。その病変の弱拡大(図1),中拡大(図2),強拡大(図3)の組織像を示す。

 1.病理診断を述べよ。

 2.鑑別診断および診断確定に有用な免疫染色はなにか。

参考文献

1)Gökçe G, Kiliçarslan H, Ayan S, et al:Adenomatoid tumors of testis and epididymis:a report of two cases. Int Urol Nephrol 32:677-680, 2001
2)Delahunt B, Eble JN, King D, et al:Immunohistochemical evidence of mesothelial origin of paratesticular adenmomatoid tumour. Histopathology 36:109-115, 2000
3)日本泌尿器科学会・日本病理学会(編):泌尿器科・病理,精巣腫瘍取扱い規約.第3版,金原出版,東京,2005
4)Young RH:Testicular tumors:some new and a few perennial problems. Arch Pathol Lab Med 132:548-564, 2008
5)Williams SB, Han M, Jones R, et al:Adenomatoid tumor of the testis. Urology 63:779-781, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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