文献詳細
特集 泌尿器科診療ベストNAVI
Ⅰ 症状・徴候からのアプローチ 排尿に関する症状
文献概要
1 定 義
二段排尿とは一度排尿が終了した後,間もなく尿意を感じて再び排尿することである。下部尿路症状の排尿症状の1つ,尿線途絶とは別のものである。一般的には大きな膀胱憩室(図1)や膀胱尿管逆流で高度の水腎・水尿管の合併例で認められると考えられる。排尿終了後,膀胱が空になり低圧になると憩室,あるいは逆流した腎盂・尿管内の尿が膀胱に流入して尿意を感じ,2回目の排尿をする(図2)。
二段排尿とは一度排尿が終了した後,間もなく尿意を感じて再び排尿することである。下部尿路症状の排尿症状の1つ,尿線途絶とは別のものである。一般的には大きな膀胱憩室(図1)や膀胱尿管逆流で高度の水腎・水尿管の合併例で認められると考えられる。排尿終了後,膀胱が空になり低圧になると憩室,あるいは逆流した腎盂・尿管内の尿が膀胱に流入して尿意を感じ,2回目の排尿をする(図2)。
参考文献
1)Rovner ES:Bladder and urethral diverticula. In:Campbell-Walsh Urology, 9th ed. edited by Wein AJ, Kavoussi LR, Novick AC, et al. Saunders Elsevier, Philadelphia, pp2361-2372, 2007
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