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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科67巻4号

2013年04月発行

文献概要

特集 泌尿器科診療ベストNAVI Ⅰ 症状・徴候からのアプローチ 尿量の異常

013 乏尿(oliguria)・無尿(anuria)

著者: 佐藤両1 岡田弘1

所属機関: 1獨協医科大学越谷病院泌尿器科

ページ範囲:P.47 - P.49

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1 定 義

 乏尿とは,1日の尿量が400ml以下のことを指す。この数値は人が1日に尿に排泄する溶質量と,腎の最大濃縮力から求められる必要最少量の尿量であり,これ以下の尿量が続くと体内に不要溶質(窒素)が蓄積される。

 無尿とは,1日の尿量が100ml以下と定義され,乏尿と区別されているが,その病態はほとんど変わらないため,乏尿と併せて記載する。

参考文献

1)福井次矢.奈良信雄(編):内科診断学.医学書院,東京,pp473-479,2000
2)木村秀樹:乏尿,無尿.In:専門医のための腎臓病学,第2版.edited by下条文武,内山 聖,富野康日己,他.医学書院,東京,pp52-56,2009
3)福井次矢.黒川 清(編):ハリソン内科学,第2版.メディカルサイエンスインターナショナル,東京,pp252-255,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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