文献詳細
特集 泌尿器科診療ベストNAVI
Ⅰ 症状・徴候からのアプローチ 尿量の異常
文献概要
1 定 義
乏尿とは,1日の尿量が400ml 以下のことを指す。この数値は人が1日に尿に排泄する溶質量と,腎の最大濃縮力から求められる必要最少量の尿量であり,これ以下の尿量が続くと体内に不要溶質(窒素)が蓄積される。
無尿とは,1日の尿量が100ml 以下と定義され,乏尿と区別されているが,その病態はほとんど変わらないため,乏尿と併せて記載する。
乏尿とは,1日の尿量が400m
無尿とは,1日の尿量が100m
参考文献
1)福井次矢.奈良信雄(編):内科診断学.医学書院,東京,pp473-479,2000
2)木村秀樹:乏尿,無尿.In:専門医のための腎臓病学,第2版.edited by下条文武,内山 聖,富野康日己,他.医学書院,東京,pp52-56,2009
3)福井次矢.黒川 清(編):ハリソン内科学,第2版.メディカルサイエンスインターナショナル,東京,pp252-255,2009
掲載誌情報