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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科67巻4号

2013年04月発行

特集 泌尿器科診療ベストNAVI

Ⅱ 疾患・病態の診療 1 先天性疾患および小児泌尿器科疾患 尿管の先天異常

030 巨大尿管症

著者: 河内明宏1

所属機関: 1京都府立医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.91 - P.92

文献概要

1 概念・病因

 尿管の直径は通常は5mm以下であるが,7~8mmを超えるものの総称を巨大尿管症と呼ぶ。大きく分けて,逆流性,閉塞性,非逆流性非閉塞性に分類される。

 逆流性巨大尿管症は高度の膀胱尿管逆流症に伴うもので,病態は膀胱尿管逆流症と同様である。閉塞性巨大尿管症は一般的に尿管下端のいわゆる“adynamic”あるいは“narrow segment”における尿の通過障害が原因とされる先天性の疾患である。非逆流性非閉塞性巨大尿管症は非逆流性巨大尿管症のうち,通過障害の検査において閉塞を否定されたものが主である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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