文献詳細
特集 泌尿器科診療ベストNAVI
Ⅱ 疾患・病態の診療 3 尿路機能障害および尿路閉塞性疾患 下部尿路機能障害
文献概要
1 概念・病因
尿失禁とは「尿が不随意に漏れる愁訴(国際禁制学会用語基準1))」と定義され,腹圧性尿失禁,切迫性尿失禁,混合性尿失禁,遺尿,夜間遺尿,その他の尿失禁とに分類される。その中で腹圧性尿失禁は,「労作時または運動時,もしくはくしゃみまたは咳の際に,不随意に尿が漏れる」という愁訴である。腹圧性尿失禁は,女性の場合は出産による骨盤底筋群の脆弱化,尿道過可動などに起因することが多い。男性では腹圧性尿失禁は少ないとされているが,根治的前立腺全摘後などにみられることがある。混合性尿失禁は,腹圧性尿失禁に尿意切迫感,切迫性尿失禁を伴うものである。
尿失禁とは「尿が不随意に漏れる愁訴(国際禁制学会用語基準1))」と定義され,腹圧性尿失禁,切迫性尿失禁,混合性尿失禁,遺尿,夜間遺尿,その他の尿失禁とに分類される。その中で腹圧性尿失禁は,「労作時または運動時,もしくはくしゃみまたは咳の際に,不随意に尿が漏れる」という愁訴である。腹圧性尿失禁は,女性の場合は出産による骨盤底筋群の脆弱化,尿道過可動などに起因することが多い。男性では腹圧性尿失禁は少ないとされているが,根治的前立腺全摘後などにみられることがある。混合性尿失禁は,腹圧性尿失禁に尿意切迫感,切迫性尿失禁を伴うものである。
参考文献
1)本間之夫,西澤 理,山口 脩:下部尿路機能に関する用語基準―国際禁制学会標準化部会報告.日排尿機能会誌14:278-289,2003
2)Ulmsten U, Henriksson L, Johnson P, et al:An ambulatory surgical procedure under local anesthesia for treatment of female urinary incontinence. Int Urogynecol J 7:81-86, 1996
3)Delorme E:Trans-obtulator urethral suspension minimally-invasive procedure for the treatment of stress urinary incontinence in women. Prog Urol 11:1306-1313, 2001
掲載誌情報