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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科67巻4号

2013年04月発行

文献概要

特集 泌尿器科診療ベストNAVI Ⅱ 疾患・病態の診療 4 尿路・性器の感染症 性感染症

067 尖圭コンジローマ

著者: 安田満1

所属機関: 1岐阜大学医学部附属病院泌尿器科

ページ範囲:P.200 - P.201

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1 概念・病因

 尖圭コンジローマはヒトパピローマウイルス(human papillomavirus:HPV)による感染症である。主に発癌の低リスク型であるHPV 6型あるいはHPV 11型の感染によって発症するが,高リスク型であるHPV 16型やHPV 18型を含むほかの型が分離されることもある。

 性行為によりHPVに感染した部位との接触によって感染する。接触した粘膜や皮膚の微少な傷よりHPVが侵入し,基底細胞などに感染する。感染後3週間~8か月間,平均2.8か月で視診可能な程度まで増殖する。

参考文献

1)日本性感染症学会(編):性感染症 診断・治療ガイドライン2011.日性感染症会誌22:70-73,2011
2)本田まりこ,宮地良樹,清水 宏(編):1冊でわかる性感染症.文光堂,東京,2009
3)田中正利(編):性感染症STD,改訂2版.南山堂,東京,2008
4)JAID/JSC感染症治療ガイド委員会(編):JAID/JSC感染症治療ガイド2011.ライフサイエンス出版,東京,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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