文献詳細
特集 泌尿器科診療ベストNAVI
Ⅱ 疾患・病態の診療 5 腎疾患 その他の腎疾患
075 慢性移植腎症(CAN:chronic allograft nephropathy)
著者: 石井大輔1 吉田一成1
所属機関: 1北里大学医学部泌尿器科
ページ範囲:P.220 - P.221
文献概要
2005年に提唱されたCANという概念は,2007年にinterstitial fibrosis and tubular atrophy(IF/TA)と慢性拒絶反応〔慢性細胞性拒絶反応(chronic active TMR:CTMR)と慢性抗体関連型拒絶反応(chronic active AMR:CAMR)〕に分類されるようになった1)。IF/TAと慢性拒絶反応を分類したことでCANという言葉は使用されなくなってきている。現行の病理診断で使用されているIF/TAと慢性拒絶反応について分けて詳述する(表1)。
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