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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科67巻4号

2013年04月発行

特集 泌尿器科診療ベストNAVI

Ⅱ 疾患・病態の診療 6 尿路結石および結石関連疾患 上部尿路結石

077 尿管結石

著者: 宮澤克人1 鈴木孝治1

所属機関: 1金沢医科大学泌尿器科学

ページ範囲:P.225 - P.226

文献概要

1 診療の概要

 腎結石が落下したものがほとんどで生理的狭窄部位に多い。部位により上部尿管結石(U1),中部尿管結石(U2),下部尿管結石(U3)に分けられる(前項「腎結石」の図1参照)。

 症状は腎結石と同じく疼痛であるが,疼痛の部位は結石の位置により異なり,結石の移動とともに疼痛部位が移行し,結石が中部・下部尿管に移動すると鼠径部や外陰部に放散痛を認めることがある。尿管膀胱移行部に下降すると頻尿・尿意切迫感・残尿感などの膀胱炎様症状を伴うこともある。血尿や感染の合併も腎結石と同様である。

参考文献

1)Turk C, Knoll T, Petrik A, et al:http://www.uroweb.org/gls/pdf/20_Urolithiasis_LR%20March%2013%202012.pdf
2)日本泌尿器科学会,日本Endourology・ESWL学会,日本尿路結石症学会 編:尿路結石症診療ガイドライン.金原出版,東京,pp26-50,2002
3)Preminger GM, Tiselius HG, Assimos DG, et al:2007 Guideline for the management of ureteral calculi. Eur Urol 52:1610-1631, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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