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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科67巻4号

2013年04月発行

文献概要

特集 泌尿器科診療ベストNAVI Ⅱ 疾患・病態の診療 7 腫瘍 腎腫瘍

089 腎芽細胞腫(ウィルムス腫瘍)

著者: 松井善一1 佐藤裕一1

所属機関: 1東京都立小児総合医療センター泌尿器科

ページ範囲:P.258 - P.260

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1 はじめに

 腎芽腫(Wilms腫瘍)の5年生存率は,この半世紀で30%から90%へと飛躍的に向上した。これは,麻酔管理・手術技術・画像診断・病理組織診断の向上,放射線・化学療法などの集学的治療の進歩,および大規模多施設共同スタディグループの成果によってなされた。現在の課題として,分子生物学的要素を加えたリスク分類と,それに基づく,より低侵襲な治療戦略および新規抗腫瘍薬の導入が研究されている。

参考文献

1)日本病理学会小児腫瘍組織分類委員会:小児腫瘍組織カラーアトラス第4巻 小児腎腫瘍.金原出版,東京,pp2-21,2008
2)Beckwith JB, Kiviat NB and Bonadio JF:Nephrogenic rests, nephroblastomatosis, and the pathogenesis of Wilms' tumor. Pediatr Pathol 10:1-36, 1990
3)JWiTSホームページ http:jwits.umin.ac.jp
4)Bhatnagar S:Management of Wilms' tumor:NWTS vs SIOP. J Indian Assoc Pediatr Surg 14:6-14, 2009
5)Dome JS, Fernandez CV, Mullen EA, et al:Children's Oncology Group's 2013 Blueprint for Research:Renal Tumors. Pediatr Blood Cancer DOI 10.1002/pbc, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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