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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科67巻4号

2013年04月発行

文献概要

特集 泌尿器科診療ベストNAVI Ⅱ 疾患・病態の診療 7 腫瘍 精巣腫瘍

095 精巣腫瘍(悪性腫瘍)

著者: 中村晃和1

所属機関: 1京都府立医科大学大学院医学研究科泌尿器外科学

ページ範囲:P.273 - P.275

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1 概念・病因

 精巣に発生する腫瘍の総称で,90~95%は精巣胚細胞腫瘍であり,一般的には精巣腫瘍という場合,精巣胚細胞腫瘍のことを指す。

 精巣腫瘍は,多方向に分化可能な胚細胞から発生し,セミノーマに分化するものと胎児性癌を経て奇形腫または絨毛癌・卵黄囊腫に分化していくものに分かれる。約30~40%でリンパ行性に後腹膜リンパ節転移や,血行性に肺転移などをきたす。

参考文献

1)International Germ Cell Cancer Collaborative Group:International germ cell consensus classification:a prognostic factor-based staging system for metastatic germ cell cancers. J Clin Oncol 15:594-603, 1997
2)European Association of Urology:Guidelines on Testicular Cancer, 2012
3)NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology, Testicular Cancer, 2012
4)日本泌尿器科学会 編:精巣腫瘍診療ガイドライン,金原出版,東京,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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