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特集 泌尿器科診療ベストNAVI
Ⅱ 疾患・病態の診療 7 腫瘍 精巣腫瘍
文献概要
1 概念・病因
精巣に発生する腫瘍の総称で,90~95%は精巣胚細胞腫瘍であり,一般的には精巣腫瘍という場合,精巣胚細胞腫瘍のことを指す。
精巣腫瘍は,多方向に分化可能な胚細胞から発生し,セミノーマに分化するものと胎児性癌を経て奇形腫または絨毛癌・卵黄囊腫に分化していくものに分かれる。約30~40%でリンパ行性に後腹膜リンパ節転移や,血行性に肺転移などをきたす。
精巣に発生する腫瘍の総称で,90~95%は精巣胚細胞腫瘍であり,一般的には精巣腫瘍という場合,精巣胚細胞腫瘍のことを指す。
精巣腫瘍は,多方向に分化可能な胚細胞から発生し,セミノーマに分化するものと胎児性癌を経て奇形腫または絨毛癌・卵黄囊腫に分化していくものに分かれる。約30~40%でリンパ行性に後腹膜リンパ節転移や,血行性に肺転移などをきたす。
参考文献
1)International Germ Cell Cancer Collaborative Group:International germ cell consensus classification:a prognostic factor-based staging system for metastatic germ cell cancers. J Clin Oncol 15:594-603, 1997
2)European Association of Urology:Guidelines on Testicular Cancer, 2012
3)NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology, Testicular Cancer, 2012
4)日本泌尿器科学会 編:精巣腫瘍診療ガイドライン,金原出版,東京,2009
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