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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科67巻4号

2013年04月発行

特集 泌尿器科診療ベストNAVI

Ⅱ 疾患・病態の診療 9 その他の疾患 膀胱疾患

107 出血性膀胱炎

著者: 上田朋宏1

所属機関: 1泌尿器科上田クリニック

ページ範囲:P.301 - P.302

文献概要

1 概念・病院

 薬物(イホスファミド,シクロスポリン,トラニラスト,ペニシリン系抗生剤,漢方薬)の代謝産物のアクロレインが直接膀胱粘膜毒性を持つため,出血性膀胱炎を起こすといわれている。昨今,動脈硬化など血管障害が起こることで内因性にも産生されることがわかってきている。同様に放射線でも同じ病態は生じる。また,間質性膀胱炎の病態と同じくアレルギー性膀胱炎が原因とも考えられている。

 図1は間質性膀胱炎の病態図であるが,膀胱粘膜が障害されることがグリコサミノグリカン(GAG)の障害と同義であり,基本的に病態は同じと考えてよい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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