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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科67巻5号

2013年04月発行

特集 ロボット支援前立腺全摘除術

各論② 助手に要求されるスキル

著者: 志賀淑之1

所属機関: 1東京腎泌尿器センター大和病院泌尿器科

ページ範囲:P.305 - P.310

文献概要

要旨 限局性前立腺癌の手術療法として,2012年4月にロボット支援前立腺全摘除術(RALP)が保険収載され,徐々に普及しつつある。本邦での学会・研究会報告を見ると,おおむね手術成績はよく,社会的批判を浴びるような大きな合併症の報道はなく,まずは安全運転で滑り出したといっていい。da Vinciの高い操作性はもちろんのこと,各施設間での学閥を超えた情報交換,交流,そしてYouTubeや手術ビデオのIT学習普及が背景にある。手術は当然のことながら,チームで行うものである。コンソール術者の技能だけでは安定した手術成績は残せない。助手の「スキル」と調和のとれた連携が必要である。本稿では,RALPにおける「助手に要求されるスキル」について考察する。

参考文献

1)篠田庄司:工学教育の未来へむけての変化.Fundamentals Review 2:4-18,2009
2)早川直和,二村雄次:前立ちからみた消化器外科手術.医学書院,東京,1995

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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