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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科67巻6号

2013年05月発行

小さな工夫

改良型深部持針器

著者: 森田辰男1 久保太郎1

所属機関: 1自治医科大学医学部腎泌尿器外科学講座

ページ範囲:P.460 - P.461

文献概要

 マニセプスTMは,深部の狭い術野でも容易にワンタッチで運針することを可能にした深部持針器である1,2)。すなわち,針の貫通と糸の回収が1回の操作で完了するという特徴がある。具体的には,片方のジョーの先端持針部に糸付き直針を装着し,縫合する部位を挟むように閉じると,直針がもう一方のジョーの先端受針部に挟まれ直針が受け渡されるという仕組みである。泌尿器科では,腎,膀胱,前立腺などの手術で使用されてきている。しかし,従来型マニセプスTM(以下,従来型)には,使用上,いくつかの問題点があったため,改良型マニセプスTM(以下,改良型)を開発した。以下に,従来型(図1a)での問題点(下記①~④)とその改良型(図1b)の特徴(下記①~③)を列記する。

参考文献

1)Nagai H and Araki S:Semiautomatic suturing device(Maniceps)for laparoscopic surgery. Surg Endosc 13:191-193, 1999
2)近藤啓史:深部縫合結紮器(マニセプス).消化器外科23:921-932,2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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