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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科67巻8号

2013年07月発行

手術手技 泌尿器腹腔鏡手術―もう一歩,ステップアップするために・5

生体腎移植による腹腔鏡下ドナー腎摘除術―後腹膜鏡下ハンドアシスト法

著者: 杉元幹史1

所属機関: 1香川大学医学部附属病院泌尿器・副腎・腎移植外科

ページ範囲:P.589 - P.594

文献概要

要旨 われわれの施設では,ドナー腎摘除術を後腹膜鏡下ハンドアシスト法で行っている。この方法の利点は,腎上極の剝離の際に腎の愛護的な圧排が可能であること,また腎血管処理の際に血管の角度を自由に調整できること,血管処理後に非常にすみやかに腎を創外に摘出できることなどである。現在まで大きな合併症もなく,摘出腎グラフトのアウトカムも良好であり,後腹膜鏡下ハンドアシストドナー腎摘除術は確立された安全な術式といえる。

参考文献

1)Yuzawa K, Shinoda M and Fukao K:Outocome of laparoscopic living donor nephrectomy in 2007:national survey of transplantation centers in Japan. Transplant Proc 41:85-87, 2009
2)杉元幹史:後腹膜鏡下ハンドアシストドナー腎採取術.泌尿器外科24:1453-1460,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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