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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科67巻8号

2013年07月発行

書評

「日本近現代医学人名事典【1868-2011】」―泉 孝英 編 フリーアクセス

著者: 猪飼周平1

所属機関: 1一橋大大学院・総合社会科学(比較医療史)

ページ範囲:P.602 - P.602

文献概要

 本書は,呼吸器内科を専門とする医学者が14年にわたり,明治期以降日本の近代医学・医療の発展に貢献した3,762名(物故者)の履歴を調べあげた成果である。評者のように,明治期以降の医業関係誌を参照する機会の多い者にとっては,このように便利かつ確度の高いレファレンスが完成したことは,大変喜ばしいことであり,そのありがたみは今後随所で感じられることになるであろう。編者の長年のご苦労に感謝したい。

 とはいえ,本書を単に事典として理解するとすれば書評の対象とする必要はないかもしれない。そこで,以下では本書を約800ページの読物と解してその意義を考えてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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