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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科67巻8号

2013年07月発行

画像診断

画像診断による発見が困難であった後腹膜脂肪肉腫

著者: 福井直隆1 河野友亮1 小川一栄2

所属機関: 1埼玉県立がんセンター泌尿器科 2上尾中央総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.618 - P.622

文献概要

 患 者 65歳,女性。

 主 訴 右下腹部痛。

 既往歴 尿路結石症。

 現病歴 2011年8月に右下腹部痛が出現し,CT検査を施行したが疼痛の原因と考えられる結石は認められず,経過観察の方針となった。しかし,その後過去のCT画像と比較検討した結果で,左後腹膜腔に増大傾向を認める脂肪濃度の腫瘤性病変が疑われたため,患者に受診を促し,MRIを撮影した。

参考文献

1)平野智美,三浦亘智,花田清彦,他:放射線治療が著効した巨大後腹膜脂肪肉腫の一例.臨床放射線51:393-396,2006
2)貝崎亮二,天野良亮,山田靖哉,他:【日常しばしば遭遇する非上皮性腫瘍】消化器系以外の臓器原発の非上皮性腫瘍―診断と最近の治療戦略―脂肪肉腫.外科70:1186-1190,2008
3)佐々木啓成,森谷雅人,和田敏史,他:化学療法が奏効したS状結腸腸間膜脂肪肉腫の1例.癌と化学療法33:679-682,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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