文献詳細
画像診断
画像診断による発見が困難であった後腹膜脂肪肉腫
著者: 福井直隆1 河野友亮1 小川一栄2
所属機関: 1埼玉県立がんセンター泌尿器科 2上尾中央総合病院泌尿器科
ページ範囲:P.618 - P.622
文献概要
主 訴 右下腹部痛。
既往歴 尿路結石症。
現病歴 2011年8月に右下腹部痛が出現し,CT検査を施行したが疼痛の原因と考えられる結石は認められず,経過観察の方針となった。しかし,その後過去のCT画像と比較検討した結果で,左後腹膜腔に増大傾向を認める脂肪濃度の腫瘤性病変が疑われたため,患者に受診を促し,MRIを撮影した。
参考文献
掲載誌情報