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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科68巻10号

2014年09月発行

文献概要

手術手技 女性泌尿器関連の手術―基本手技とコツ・4

子宮脱の手術

著者: 藤井美穂1 鈴木孝浩1 岸由香1 青木香苗1

所属機関: 1カレスサッポロ 時計台記念病院産婦人科

ページ範囲:P.766 - P.774

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要旨 2005年にわが国にTVM手術が導入後,本術式は急速に広がり,骨盤臓器脱(POP)の根治療法として第一選択となった。同時にPOPの原因となる骨盤底組織の病理,解剖が研究され,術式も個別化される必要性が認識されるようになった。子宮脱の術式も,他臓器POP合併の有無,内科疾患や整形外科的合併症の有無により経腟手術,腹腔鏡下手術などが選択される。Non Mesh法である従来術式も柔軟に組み合わせ,症例ごとの手術療法を構築していくべきであろう。

参考文献

1)Cruikshank SH:Preventing vault prolapse and enterocele after vaginal hysterectomy. South Med J 81:594-596, 1988
2)Cruikshank SH:Sacrospinous fixation-should this be performed at the time of vaginal hysterectomy? Am J Obstet Gynecol 164:1072-1076, 1991
3)Miller D, Lucente V and Babin E:Prospective clinical assessment of the transvaginal mesh technique for treatment of pelvic organ prolapse-5-year results. Female Pelvic Med Reconstr Surg 17:139-143, 2011
4)竹山政美:新女性泌尿器科テキスト.メディカ出版,大阪,2014
5)工藤隆一:腟式手術の基本と実際.永井書店,大阪,1996

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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