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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科68巻12号

2014年11月発行

特集 泌尿器科医のためのクリニカル・パール(2)

女性泌尿器科疾患のクリニカル・パール

著者: 窪田泰江1 濱川隆1 佐々木昌一1

所属機関: 1名古屋市立大学大学院医学研究科腎・泌尿器科学分野

ページ範囲:P.924 - P.928

文献概要

要旨 男性と女性で形態や機能の著しく異なっている部位として下部尿路や骨盤底がある。骨盤底の障害や老化によって起こる女性特有の疾患として,尿失禁や頻尿,骨盤臓器脱などが挙げられる。また女性は尿道が短いため,膀胱炎などの感染症も起こしやすい。このような排尿の異常により,生活の質(QOL)が低下する患者が増加している。勇気を出して病院を受診した患者の訴えをよく聞き,確実な診断を行ったうえでQOLの向上を目指した治療を行うのがわれわれの役目である。ここでは,女性泌尿器科疾患の診断・治療に役立つポイントを提示し,解説する。

参考文献

1)日本排尿機能学会,夜間頻尿診療ガイドライン作成委員会(編):夜間頻尿診療ガイドライン.ブラックウェルパブリッシング,東京,2009
2)Foxman B, Barlow R, D'Arcy H, et al:Urinary tract infection:self-reported incidence and associated costs. Ann Epidemiol 10:509-515, 2000
3)日本排尿機能学会,過活動膀胱ガイドライン作成委員会(編):過活動膀胱診療ガイドライン.ブラックウェルパブリッシング,東京,2005
4)窪田泰江:過活動膀胱.山口 徹,北原光夫(監),福井次矢,高木 誠,小室一成(総編集)今日の治療指針.pp1050-1052,医学書院,東京,2014
5)嘉村康邦:女性泌尿器科における診察のポイント.泌尿器外科24:937-943,2011
6)日本間質性膀胱炎研究会,ガイドライン作成委員会(編):間質性膀胱炎診療ガイドライン.ブラックウェルパブリッシング,東京,2007
7)日本排尿機能学会,女性下部尿路症状診療ガイドライン作成委員会(編):女性下部尿路症状診療ガイドライン.ブラックウェルパブリッシング,東京,2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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