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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科68巻13号

2014年12月発行

文献概要

手術手技 女性泌尿器関連の手術—基本手技とコツ・5

子宮摘出後の腟断端脱の手術—腟断端脱に対する術式とその特徴

著者: 竹村昌彦1

所属機関: 1大阪府立急性期・総合医療センター産婦人科

ページ範囲:P.1060 - P.1068

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要旨 子宮摘出は,その後の腟断端脱の危険因子である。腟断端脱に対する手術は,解剖学的に変化が加えられた状態に対する再手術となる。前回手術の術式について可能な限り情報を集めたうえで現状を評価することが,効果的な治療を行い,合併症の発生を防ぐために重要である。現在では,さまざまな術式の選択が可能であるので,それぞれの術式の特性を理解したうえで,患者の状態に合わせた適切な方法を選択することが重要である。

参考文献

1)Mant J, Painter R and Vessey M:Epedemiology of genital prolapse:observations from the Oxford Family Planning Association Study. Br J Obstet Gyaecol 104:579-585, 1997
2)UPDATE on Serious Complications Associated with Transvaginal Placement of Surgical Mesh for Pelvic Organ Prolapse:FDA Safety Communication. Date Issued:July 13, 2011 http://www.fda.gov/MedicalDevices/Safety/AlertsandNotices/ucm262435.htm
3)https://f.msgs.jp/webapp/form/15596_wbx_7/index.do
4)Nichols DH and Randall CY:Chapter 16, Massive eversion of the vagina. In:Vaginal Surgery, 4th ed. Williams & Wilkins, Philadelphia, pp351-383, 1996
5)Debodinance P, Berrocal J, Clave H, et al:Changing attitudes on the surgical treatment of urogenital prolapse:birth of the tension-free vaginal mesh. J Gynecol Obstet Biol Reprod(Paris) 33:577-588, 2004
6)竹山政美:新・女性泌尿器科テキスト.メディカ出版,大阪,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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