icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科68巻3号

2014年03月発行

文献概要

書評

「解剖実習カラーテキスト」―坂井建雄 著 フリーアクセス

著者: 石田肇1

所属機関: 1琉球大学大学院医学研究科・人体解剖学講座

ページ範囲:P.214 - P.214

文献購入ページに移動
 山形大学の学生時代に,浦良治先生の『人体解剖学実習』を用いて勉強させていただいたことを,今も鮮明に覚えている。ラテン語の世界に触れた最初の感動があった。長崎大学に奉職した折には,浦先生の実習書を使った。その後,札幌医科大学では,大学独自の実習書で指導に当たった。1998年に琉球大学に赴任してからは,定番である寺田春水先生・藤田恒夫先生の『解剖実習の手びき』を用いてきた。それぞれに素晴らしい実習書であった。最近では,2013年に,『Gray's Clinical Photographic Dissector of the Human Body』が出版されたので,これも取り寄せてみた。

 しかしこれらの実習書を使う医学生から,「楔形に切り取る」の「楔形」がわからない,「あばた状に」の「あばた」がわからないといった声をきくことが多くなった。他の大学医学部の教授に聞いても,同じような状況で,いろいろ模索しておられるようだ。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら