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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科68巻6号

2014年05月発行

特集 腎・尿管結石の治療―こんなときどう対処する?(1)

Ⅰ.体外衝撃波砕石術(ESWL) ≪術前≫

ESWLの適応を検討している症例。長期臥床の男児で,痙攣発作がみられる。精査を行ったところ,腎盂内に結石があり,水腎症が原因であることが判明した。今後,ESWLを行ってもよいであろうか。

著者: 山口聡1

所属機関: 1北彩都病院泌尿器科・尿路結石センター

ページ範囲:P.403 - P.405

文献概要

Point

●長期臥床患者では,尿路感染を高率に合併し,尿路結石も多く存在する。

●疼痛や血尿以外にも非特異的な症状を有することがある。

●治療はESWLが中心となるが,腎瘻造設などの補助治療も考慮する必要がある。

参考文献

1)日本泌尿器科学会,日本泌尿器内視鏡学会,日本尿路結石症学会 編:尿路結石症診療ガイドライン(第2版),金原出版,東京,p53,p71,2013
2)中園周作,加藤祐司,沼田 篤,他:重症心身障害者における尿路結石症に対する外科的治療の検討.日尿結石誌7:84-88,2009
3)杉多良文:心身障害児における急性腹症をきたす疾患とその外科治療―尿路結石症.小児外科36:218-220,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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