文献詳細
特集 腎・尿管結石の治療―こんなときどう対処する?(1)
Ⅰ.体外衝撃波砕石術(ESWL) ≪術後≫
ESWLを施行した症例。術後しばらくして発熱,背部痛がみられたのでKUBを施行したところ,stone streetを認めた。
著者: 内田耕介1 佐藤嘉一1 中嶋久雄1 丹田均1
所属機関: 1三樹会病院泌尿器科
ページ範囲:P.417 - P.419
文献概要
●大きな腎結石に対してESWLを施行するときは,合併症にSS(stone street)があることを念頭に置き,ESWL前の対応やESWL後のフォローに注意する。
●SSに発熱が伴った場合,全身状態や検査所見から,PNSまたは尿管ステントが必要か判断する。
●SSに対する治療として,TULもESWLも安全に施行可能であり,適切な時期に行うようにする。
参考文献
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