icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科68巻7号

2014年06月発行

文献概要

知っていると役立つ泌尿器病理・27

症例:30代・男性

著者: 清水道生1 村田晋一2

所属機関: 1埼玉医科大学国際医療センター病理診断科 2和歌山県立医科大学病理学人体病理学教室

ページ範囲:P.459 - P.462

文献購入ページに移動
症例:30代・男性

 数か月前より背部痛を自覚し,近医を受診したところ,右精巣の無痛性腫脹を指摘された。手術目的で転院となり,右高位精巣摘除術が施行された。摘出された精巣には,2.5cm大の弾性硬,充実性の腫瘍が認められた。図1~3はその腫瘍の代表的な組織像である。

 1.病理診断はなにか。

 2.鑑別診断における免疫組織化学のパネルを述べよ。

参考文献

1)Kaneti J, Maor E, Lissmer L, et al:Embryonal carcinoma of testis in elderly men. Int Urol Nephrol 20:641-645, 1988
2)日本泌尿器科学会,日本病理学会(編):泌尿器・病理精巣腫瘍取扱い規約 第3版.金原出版,東京,2005
3)Eble JN, Sauter G, EpsteinJI, et al(eds.):World Health Organization classification of tumours, pathology & genetics, tumours of the urinary system and male genital organs. IARC Press, Lyon, 2004
4)Pallesen G and Hamilton-Dutoit SJ:Ki-1(CD30)antigen is regularly expressed in tumor cells of embryonal carcinoma. Am J Pathol 133:446-450, 1998

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら