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特集 腎・尿管結石の治療―こんなときどう対処する?(2) Ⅲ.経尿道的尿管砕石術(TUL) ≪術前≫
Ⅲ-4 TULを検討している症例。下部尿管に13mmの結石と,それに伴う水腎を認める。また,同側の尿管口付近に20mm大の表在性膀胱癌を認めた。結石に対する治療方針はどうすべきか。
著者: 井上貴昭1
所属機関: 1関西医科大学附属滝井病院腎泌尿器外科結石治療センター
ページ範囲:P.472 - P.474
文献購入ページに移動●膀胱腫瘍と下部尿管結石の治療について:上部尿路に対する癌の播種には十分注意が必要であるが,TUL後または尿管ステント留置後にどの程度上部尿路に癌ができるかのエビデンスは乏しい。患者の病態を把握し,治療において考えられるリスクをインフォームド・コンセントしたうえで,治療戦略を立てる必要がある。
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