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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科68巻7号

2014年06月発行

特集 腎・尿管結石の治療―こんなときどう対処する?(2)

Ⅲ.経尿道的尿管砕石術(TUL) ≪術中≫

Ⅲ-5 TULを施行中の症例。尿管が強く蛇行しているため,ガイドワイヤーがうまく挿入できない。

著者: 井上貴昭1

所属機関: 1関西医科大学附属滝井病院腎泌尿器外科結石治療センター

ページ範囲:P.476 - P.478

文献概要

Point

●蛇行尿管のマネジメントについて:蛇行尿管は逆行性尿路内視鏡治療のアクセスを妨げる要因である。無理なガイドワイヤーの操作,内視鏡操作は尿管損傷のリスクとなるため,注意深い操作と直線化のテクニックを身につけることがリスク回避の手段であろう。ただし,放射線曝露という側面も忘れてはいけない。

参考文献

1)Lingeman JE:Transurethral techniques. In:Urinary Calculi:ESWL, Endourology and Medical Therapy. Philadelphia:Lea & Febiger, chapt. 4.1, p302, 1989
1)Schwalb DM and Eshghi M:Techniques to negotiate the tortuous ureter. J Urol 151:939-942, 1994
2)三浦浩康:軟性腎盂尿管鏡下TUL(f-TUL)の臨床的検討.Jpn J Endourol ESWL 21:269-273,2008
3)日本Endourology・ESWL学会,尿路結石内視鏡治療標準化委員会(編):上部尿路結石内視鏡治療マニュアル.インターメディカ,東京,pp18-21,2007
4)麦谷荘一:嵌頓尿管結石に対する内視鏡手術のコツ.p122-123,1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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