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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科68巻9号

2014年08月発行

文献概要

特集 泌尿器科で起きる患者の急変―なにを考え,どのように対応するか! Ⅰ.外来処置時に起きる急変

LH-RH製剤を注射したところ,患者の腹部(注射部位)に皮下出血がみられた。

著者: 内海孝信1 矢野仁1 遠藤匠1 上島修一1 神谷直人1 鈴木啓悦1

所属機関: 1東邦大学医療センター佐倉病院泌尿器科

ページ範囲:P.644 - P.646

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Point

●まず出血点・出血量を確認のうえ,出血点の直接圧迫止血を5分間行う。

●出血が持続する場合は直接圧迫止血を追加し,間接圧迫止血も併用する。

参考文献

1)Suzuki H, Kamiya N, Imamoto T, et al:Current topics and perspectives relating to hormone therapy for prostate cancer. Int J Clin Oncol 13:401-410, 2008
2)Oka D, Shiba M, Arai Y, et al:Skin reactions to 3-month depot type of luteinizing hormone-releasing hormone agonist therapy. JMAJ 49:48-54, 2006
3)山田賢治,山口芳裕:圧迫止血.診断と治療99:136-141,2011
4)中山雄介,藤本大策,山崎秀司,他:ゾラデックス投与後に発症した腹直筋血腫の一例.日本消化器病学会近畿支部第93回例会(2010.9.18)大阪府大阪市
5)山谷立大,樫見文枝,西巻 博,他:前立腺癌に対するホルモン皮下注射にて下腹壁動脈を損傷した一例.第61回日本救急医学会関東地方会(2011.2.5)神奈川県横浜市

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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