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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科68巻9号

2014年08月発行

特集 泌尿器科で起きる患者の急変―なにを考え,どのように対応するか!

Ⅱ.泌尿器科検査時に起きる急変

尿路造影検査で造影剤を投与したところ,血圧が低下し,患者は呼吸困難を訴えだした。

著者: 中島耕一1

所属機関: 1東邦大学医学部泌尿器科学講座

ページ範囲:P.654 - P.656

文献概要

Point

●anaphylactoid reaction(アナフィラキシー様反応):造影剤による副作用の機序は実はよくわかっていない。現実的にはアレルギー反応によるショックへの対応を行う。

●気道確保:最もcriticalなのは気道確保である。喉頭浮腫で挿管ができない場合もあり気道確保のオプションを十分習得しておく。

●ガドリニウム(Gd)造影剤:MRIで用いられるGd造影剤も従来の認識とは異なり,ショック様反応を含む副作用が起こる。

参考文献

1)Katayama H, Yamaguchi K, Takashima T, et al:Adverse reactions to ionic and nonionic contrust media. Radiology 175:321-428, 1990

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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