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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科69巻2号

2015年02月発行

文献概要

手術手技 女性泌尿器関連の手術—基本手技とコツ・6

膀胱腟瘻閉鎖術

著者: 長岡明1

所属機関: 1山形大学医学部腎泌尿器科学講座

ページ範囲:P.204 - P.208

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要旨 膀胱腟瘻は,本邦では産婦人科手術後に起こる医原性のものが多い。炎症や虚血,放射線障害などによる膀胱腟瘻は長期間経過してから発症することがある。4〜6週間の保存的治療にて膀胱腟瘻が治癒・改善しない場合,瘻孔が大きい場合,瘻孔部に局所の炎症,血流障害,線維化などを伴う場合,放射線治療後などの場合には最初から手術療法の適応となる。膀胱腟瘻閉鎖術には,経腟的アプローチと経腹的アプローチがある。

参考文献

1)Eric SR:Urinary tract fistulae. In:Campbell-Walsh Urology, 10th ed. edited by Wein AJ, Kavoussi LR, Novic AC, et al. Saunders, Philadelphia, pp2223-2242, 2012
2)Tenggardjaja CF and Galoman HB:Advances in minimally invasive repair of vesicovaginal fistulas. Curr Urol Rep 14:253-261, 2013
3)Eilber KS, Kavaler E, Rodríguez LV, et al:Ten-year experience with transvaginal vesicovaginal fistula repair using tissue interposition. J Urol 69:1033-1036, 2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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