文献詳細
増刊号特集 泌尿器科外来パーフェクトガイド—誰にでもすぐに使える!
1.尿路・性器の感染症 《膀胱炎》
6.急性単純性膀胱炎—「頻尿および排尿時痛を訴える」患者です。その病態,対処と処方について教えてください。
著者: 濵砂良一1
所属機関: 1産業医科大学医学部泌尿器科
ページ範囲:P.32 - P.35
文献概要
●わが国のガイドラインでは,急性単純性膀胱炎治療の第一選択は経口ニューキノロン,第二選択は経口セファロスポリンとなる。
●下記危険因子のある患者には,ニューキノロンやセファロスポリン以外の抗菌薬の選択を考慮する。
●経口ニューキノロン,経口セファロスポリン耐性菌分離の危険因子1):①1年以内の膀胱炎の既往,②最近の抗菌薬の使用(1か月以内のニューキノロン薬の使用または3か月以内の抗菌薬の使用),③75歳以上,④複雑性尿路感染症が疑われる症例。
参考文献
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