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増刊号特集 泌尿器科外来パーフェクトガイド—誰にでもすぐに使える!
2.下部尿路機能障害
文献概要
Point
●頻尿,尿意切迫感,尿失禁等が主症状であるが,特定の時間に集中していることが多く,睡眠時には消失していることが特徴的である。
●腫瘍・結石・尿路感染症などの器質的疾患を除外することが重要である。
●心的障害が中等度・高度であると判断される場合は心療内科や精神科にコンサルトし,精神状態について評価治療(三環系抗うつ薬など)を考慮する。
●頻尿,尿意切迫感,尿失禁等が主症状であるが,特定の時間に集中していることが多く,睡眠時には消失していることが特徴的である。
●腫瘍・結石・尿路感染症などの器質的疾患を除外することが重要である。
●心的障害が中等度・高度であると判断される場合は心療内科や精神科にコンサルトし,精神状態について評価治療(三環系抗うつ薬など)を考慮する。
参考文献
1)福井準之助:心因性頻尿・尿意切迫症候群.排尿障害プラクティス15:329-335,2007
2)榊原隆次,伊藤敬志,清水栄司,他:うつと排尿障害.排尿障害プラクティス15:356-362,2007
3)小松和人:精神身体的疾患(非器質的疾患)の取り扱い.In:泌尿器科外来シリーズ 神経因性膀胱外来.メジカルビュー社,東京,pp157-159,1999
4)谷口成美:心因性尿閉.排尿障害プラクティス15:323-328,2007
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