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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科69巻4号

2015年04月発行

増刊号特集 泌尿器科外来パーフェクトガイド—誰にでもすぐに使える!

2.下部尿路機能障害

32.心因性頻尿—心身症が疑われ,頻尿を強く訴えている患者です。

著者: 小川輝之1

所属機関: 1信州大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.125 - P.127

文献概要

Point

●頻尿,尿意切迫感,尿失禁等が主症状であるが,特定の時間に集中していることが多く,睡眠時には消失していることが特徴的である。

●腫瘍・結石・尿路感染症などの器質的疾患を除外することが重要である。

●心的障害が中等度・高度であると判断される場合は心療内科や精神科にコンサルトし,精神状態について評価治療(三環系抗うつ薬など)を考慮する。

参考文献

1)福井準之助:心因性頻尿・尿意切迫症候群.排尿障害プラクティス15:329-335,2007
2)榊原隆次,伊藤敬志,清水栄司,他:うつと排尿障害.排尿障害プラクティス15:356-362,2007
3)小松和人:精神身体的疾患(非器質的疾患)の取り扱い.In:泌尿器科外来シリーズ 神経因性膀胱外来.メジカルビュー社,東京,pp157-159,1999
4)谷口成美:心因性尿閉.排尿障害プラクティス15:323-328,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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