臨床泌尿器科69巻4号

2015年04月発行

増刊号特集 泌尿器科外来パーフェクトガイド—誰にでもすぐに使える！

5．腫瘍外来（外来化学療法）

53．癌性疼痛—モルヒネ使用後の頑固なしびれ感がみられる患者です。

著者： 黒田昌男¹ 福本亮¹ 福井辰成¹

所属機関： ¹日生病院泌尿器科

ページ範囲：P.207 - P.210

文献概要

Point

●オピオイドは続けて投与する。

●鎮痛補助薬（抗うつ薬，抗けいれん薬など）を併用する。

●鎮痛補助薬を増量しても効かない場合には，別の鎮痛補助薬に変更するか併用する。

参考文献

1）日本緩和医療学会・緩和医療ガイドライン作成委員会（編）：がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン2014年版．金原出版，東京，2014

2）日本緩和医療学会・緩和医療ガイドライン作成委員会（編）：がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン2010年版．金原出版，東京，2010

3）Finnerup NB, Otto M, McQuay HJ, et al：Algorithm for neuropathic pain treatment：an evidence based proposal. Pain 118：289-305, 2005