文献詳細
増刊号特集 泌尿器科外来パーフェクトガイド—誰にでもすぐに使える!
6.内分泌疾患 《副腎・後腹膜の疾患》
55.クッシング症候群の手術後の治療について—クッシング症候群の手術後の患者です。
著者: 成瀬光栄1 立木美香2 馬越洋宜1 田辺晶代3
所属機関: 1国立病院機構京都医療センター内分泌代謝高血圧研究部 2国立病院機構京都医療センター内分泌代謝内科 3国立国際医療センター内分泌代謝内科
ページ範囲:P.216 - P.219
文献概要
●クッシング症候群では,内因性コルチゾール分泌が正常化するまでグルココルチコイド補充療法を要する。
●周術期には静脈投与,その後は経口投与に変更し,約6か月から1年半かけて補充量を漸減,中止する。
●両側副腎摘出例はグルココルチコイドとミネラルコルチコイドの補充を終生継続する。
●補充量減量中はステロイド離脱症候群,副腎クリーゼに対する十分なインフォームド・コンセントと対策を要する。
参考文献
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