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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科70巻1号

2016年01月発行

文献概要

特集 決定版! 過活動膀胱─All about OAB 〈診断〉

過活動膀胱における尿流動態検査の位置づけ

著者: 松川宜久1 後藤百万1

所属機関: 1名古屋大学大学院医学系研究科泌尿器科学

ページ範囲:P.36 - P.41

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ポイント

・尿流動態検査はOABの診断・治療には必須の検査ではないが,重症例・治療抵抗症例ではその評価のために有用な検査である.

・OABに特徴的な尿流動態検査所見は,膀胱不随意収縮と膀胱容量の低下である.

・OAB症例では,排出障害(下部尿路閉塞・膀胱収縮障害)を合併する症例もみられるため,その治療に配慮する必要がある.

参考文献

1) 本間之夫, 柿崎秀宏, 後藤百万, 他 : 排尿に関する疫学的研究. 日排尿会誌14 : 266─277, 2003
2) 日本排尿機能学会 過活動膀胱診療ガイドライン作成委員会(編) : 過活動膀胱診療ガイドライン 第2版. リッチヒルメディカル, 東京, 2015
3) Awad SA and McGinnis RH : Factors that influence the incidence of detrusor instability in women. J Urol 130 : 114─115, 1983
4) Matsukawa Y, Takai S, Funahashi Y, et al : Urodynamic evaluation of the efficacy of mirabegron on storage and voiding functions in women with overactive bladder. Urology 85 : 786─790, 2015
5) Chapple C : Chapter 2 : Pathophysiology of neurogenic detrusor overactivity and the symptom complex of “overactive bladder”. Neurourol Urodyn 33 : S6─13, 2014
6) Resnick NM and Yalla SV : Detrusor hyperactivity with impaired contractile function. An unrecognized but common cause of incontinence in elderly patients. JAMA 257 : 3076─3081, 1987

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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