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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科70巻1号

2016年01月発行

交見室

超音波で尿道を診る─ソノウレスログラフィーの有用性

著者: 水関清1

所属機関: 1函館渡辺病院内科

ページ範囲:P.92 - P.93

文献概要

高齢社会の進展とともに,排尿障害にまつわる訴えは増加し,総合診療外来の場においてもその傾向は明らかである.なかでも,下部尿路症状(lower urinary tract symptom : LUTS)は遭遇する頻度の高い症候であり,その適切な鑑別診断と泌尿器科医との連携は,プライマリ・ケアの重要な任務の1つである.

 LUTSは,排尿筋収縮不全(incomplete contraction : IC)・排尿筋過活動(detrusor overactivity : DO)・下部尿路閉塞(bladder outlet obstruction : BOO)などの要因からなる症候群であり,総合診療医の立場での診断支援ツールとして有用なのは,国際前立腺症状スコア(international prostate symptom score : IPSS)や過活動膀胱症状質問票(overactive bladder symptom score : OABSS)などの問診票の活用とならんで,経腹壁的超音波検査法である.

参考文献

1) Rifkin MD : Sonourethrography : technique for evaluation of prostatic urethra. Radiology 153 : 791─792, 1984

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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