文献詳細
特集 エキスパートが語る! 腹腔鏡下手術の落とし穴と対処法
〈術中合併症を回避するための方法と対処法〉
文献概要
▶ポイント
・腹腔鏡下腎摘除術では腎頸部および副腎周囲操作時の静脈性出血が多い.
・あらゆるデバイスにより出血を来す可能性がある.
・多くは不注意,誤操作によるものであり,慎重な操作で予防可能である.
・出血したときは,焦らずに状況把握,圧迫などの初期対応を行ってから状況に応じた止血を行う.
・腹腔鏡下腎摘除術では腎頸部および副腎周囲操作時の静脈性出血が多い.
・あらゆるデバイスにより出血を来す可能性がある.
・多くは不注意,誤操作によるものであり,慎重な操作で予防可能である.
・出血したときは,焦らずに状況把握,圧迫などの初期対応を行ってから状況に応じた止血を行う.
参考文献
1) 日本泌尿器内視鏡学会 (編) : 泌尿器腹腔鏡手術ガイドライン2014年版. Jpn J Endourol ESWL 27 : 1─46, 2014
2) 吉野 能, 松川宜久, 佐々直人, 他 : 経腹膜到達法で行う腹腔鏡下腎摘除術における合併症の傾向と対策. Jpn J Endourol ESWL 29 : 6─10, 2016
3) 関 洲二 : 手術手技の基本とその勘どころ (改訂第4版). 金原出版, 東京, 2003
4) 櫻木範明, 小西郁生 (編) : 覚えておきたい手術の工夫と周術期管理 (OGS NOW 23). メジカルビュー社, 東京, 2015
5) 松田公志 : 泌尿器科領域におけるトラブルシューティング. 泌外25 : 1197─1200, 2012
6) 手術手技研究会 (編) : イラストでよくわかる! 秘伝の手術手技83. 金原出版, 東京, 2015
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